MathJax から KaTeX に移行する際の注意点
- \begin{align} –> \begin{aligned} : align は aligned に変更します。厳密な話をすると LaTeX では数式内で align 環境は使えなくて、数式内で aligned 環境は使えます。より LaTeX に忠実な仕様になったと言えるでしょう。
- \def –> \gdef : マクロをすべての数式で使いたい場合は \gdef (Global DEFine) に変更します。
- Unicode文字 –> \text{} : 数式内での説明は text の中に入れます。
- \text{sample_variable} はダメ : MathJaxではtextの中でアンダースコアが使えたのですが…
- \tag{} は複数回使えない : MathJaxではalign環境で複数の \tag{} が使えたのですが…
- \text{#} –> \# : #は生では使えないし、textの中でも使えないようになってます。
- \begin{eqnarray} –> \begin{aligned} : eqnarrayはもう古いです。
- ' –> ^\prime : Jekyll や GitHub Pages を使う人で、シングルクオートを良い感じに変換してくれる smart_quotes 機能を有効にしていると、シングルクオートの表示がおかしくなります。Jekyll で使う場合の設定は後述します。
MathJax は細かいエラーに寛容でしたが、KaTeX はエラーに対して厳しくなっています。
KaTeX で使える記号・関数は Support Table · KaTeX を参照してください。