PチャンネルMOSFETの故障診断手順
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## PチャンネルMOSFETの故障診断手順
PチャンネルMOSFETの故障診断手順を、テスターの接続方法と判定基準に分けて表にまとめました。
## テスターによる良否判定表
※テスターは「ダイオードテストモード」に設定してください。
| 測定箇所 | プラス(赤)プローブ | マイナス(黒)プローブ | 正常時の表示 | 故障時の表示と状態 |
|---|---|---|---|---|
| G-S間 (ゲート・ソース) | ゲート | ソース | OL (絶縁) | 0V / 導通 → ゲート絶縁膜のショート |
| D-S間 (順方向) (ボディダイオード) | ソース | ドレイン | 0.3V 〜 0.7V | 0V / 導通 → ダイオードのショート破壊 |
| D-S間 (逆方向) (ボディダイオード) | ドレイン | ソース | OL (遮断) | 0V / 導通 → 素子のショート破壊 |
## 動作チェック(スイッチング)手順表
| ステップ | 操作内容 | 目的と確認ポイント |
|---|---|---|
| 1 | ゲートとソースを一瞬ショートさせる | ゲートの残留電荷をリセットする |
| 2 | 赤をドレイン、黒をソースに当てる | 初期状態が「OL(オフ)」であることを確認する |
| 3 | 赤をソース、黒をゲートに一瞬当てる | ゲートにマイナス電位を与えて強制ONにする |
| 4 | 再び赤をドレイン、黒をソースに当てる | 正常なら「0V付近(ON状態)」に変化する |
※オン動作(ステップ4)に変化しない、または最初から常に導通している場合は不具合と判断します。
次に進むために、以下の点について教えていただけますか?
* 今回測定しているMOSFETは基板に実装された状態ですか、それとも単体(取り外し後)ですか?
* 測定対象の型番や、現在発生している具体的な不具合の症状(電源が入らない、発熱するなど)はありますか?
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