DDSモジュール用電源について
まずは引用元
オーディオ用周波数特性測定器を作ろう
(測定器の構成概要)今回は正弦波の信号発生と信号レベル測定を内蔵しています。周波数は20Hz~1MHz、振幅は約2Vp-pまで出力が可能です。周波数ステップはレンジによって異なりますが最小1Hzステップが可能です。オーディオ用としては充分な内容と思います。
電源回路はLCフィルターでノイズ対策をしています。対策し過ぎかもかもしれませんが、電源が安定することで綺麗な波形が出力されることを期待します。メイン制御はPICマイコンで行います。定番のPIC16F886です。
DDSモジュールはAD9834を使用します。モジュールで販売されているものを使用すると便利です。出力のOPアンプはMCP6H92を使用します。帯域の広いものを選択しました。単価は思ったより安いです。OPアンプにはマイナス電源が必要ですのでTPS60403を使用します。簡単に使えて便利なのですが、大量のノイズを発生しますので、電源部を強化しています。
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電源回路モジュール1 |
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電源回路モジュール2 |
DDSモジュールの動作電圧の関係から回路は全て5Vで統一しています。これほどの数のレギュレータは必要ないかもしれませんが私の場合はこのようにした、とご理解下さい。
今回苦労した部分のひとつです。-5Vを発生するIC:TPS60403は大量のノイズを振り撒きます。いつもはダイセン製の変換基板を使用しているのですが、その場合回路が90度回転しているのでノイズに対して影響が大きすぎることがわかりました。急遽秋月さんより変換基板を購入してマイナス電源部分を作り直しました。電源の入力部分と出力部分にLCフィルターを投入しノイズを撒き散らさないようにすることが出来ました。
(マイナス5V電源回路の裏面)
上の写真でタスキに配線してある黄色のパッケージのセラコンの両端子から大量のノイズが出ます。こういう部分は実際に作ってみないと判らないことろですね。
LCフィルターにインダクタを大量投入。電解コンデンサは低インピーダンス品です。

AD9833やAD9851など使えるDDS7選と使い方
低い周波数から高い周波数まで出力レベルが一定で歪のない正弦波が、ちょっ~とだけ欲しいだけなんすっけど~・・・DDSは送信機のキャリア発振や受信機の局部発振としてVCOの代わりに、またオーディオのマスター信号生成などファンクションジェネレータ