iMax B6 V1 日本語マニアル
引用
iMax RC B6 PRO バランスチャージャー 取扱い説明書
日本語マニアル V1
初期パラメーター・セットアップ
この充電器は一番最初に電源に繋ぐと自動的にセッティングがリセットされるように設定されています。これらのセッティングは "Battery Type/Stop" ボタンを押すと表示される "USER SET PROGRAM" を使って登録することができます。
"Battery Type/Stop" ボタンを押して "USER SET PROGRAM" を表示→ "Start/Enter" ボタンを押して確定→ "Dec" か、 "Inc" ボタンで設定の変えたい項目を表示→ "Start/Enter" ボタンを押して数値が点滅したら、 "Dec" か、 "Inc" ボタンで数値を設定してください。 "Start/Enter" ボタンを押すと数値が確定し保存されます。
"USER SET PROGRAM" を終了するには "Battery Type/Stop" ボタンを押してください。
img | 解説 |
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● 当充電器は、3種類のリチウムバッテリー(リチウムポリマー、リチウムイオン・リチウムフェライト)に対応しています。 各バッテリーの1セルあたりの電圧設定は、大変重要ですので慎重に行ってください。 リチウムポリマーLiPo(3.7V)、リチウムイオンLiIo(3.6V)、リチウムフェライトLife(3.3V) ● 当充電器は、充放電の前にユーザの誤った設定を避ける為に自動的にリチウムバッテリーの電圧をチェックします。 また、設定した時間毎にバッテリーの電圧をチェックします。通常は10分で十分です。 より大きい容量のバッテリーに関しては、チェック時間の間隔を延ばすことができます。しかし 容量の小さいバッテリーに対して、チェック時間の間隔が長いと正確な電圧チェックが出来ずに終了する場合があります。 |
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●ニッケル水素とニッカドバッテリーのデルタピークカット電圧を設定できます。 1セルあたり5-20Mvの範囲で設定可能です。数字が大きくなるほど深い充電になります。深い充電設定にするとバッテリーが発熱し過充電の危険性があります。また、低い設定ですとオートカットが作動しない可能性があります。以下の数値を目安にしてください。(NiMH7mV、NiCd12mV) |
●本体左側面に温度センサーとUSBポートを接続する3ピンポートがあります。 (このモデルでは、USBポートは使用できません。) "Temp" を選択して温度センサーの電流カットの温度数値を設定できます。 安全の為、温度センサーを併用して充電することをお勧めします。 |
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●サイクル充放電のインターバル時間を1分~60分の範囲で設定できます。 例えばインターバルを10分と設定すると充電が終わり10分後に放電を開始します。 ●過充電や、デルタピーク検知できない場合など満充電になっても充電が終了しない場合に、予め "Sefety Timer" を設定しておくことで、不測の事故を防ぐことが出来ます。 ニッケル水素とニッカドバッテリーの "Sefety Timer" の計算式 バッテリーの容量が2000mAhで充電出力が2.0Aの場合 2000[mAh]/2.0[A]=1000[mh]=1[h] ●過充電や、デルタピーク検知できない場合など満充電になっても充電が終了しない場合に、予め "Capacity Cut-Off" (充電容量の上限)を設定しておくことで、不測の事故を防ぐことが出来ます。 |
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●設定や異常、完了などを知らせるブザー音やビープ音のON/OFFを切替できます。 ●入力電源の電圧が低いときに、入力側の電池を保護するために充電を停止する下限の電圧を設定できます。 |
ニッケル水素・ニッカド(NiMH/NiCd)バッテリープログラム)
ニッケル水素・ニッカド(NiMH/NiCd)バッテリーの充電
img | 解説 |
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“Aut”モードを選択した場合の表示です。この場合最大充電電流が2.0Aで自動的に充電器が内部抵抗等からCPUが電流値を決めます。 あまりに大きな電流値での充電はバッテリーをいためます。 “Man”モードはマニュアルで電流値を設定できます。“Dec”か、“Inc”ボタンで充電電流値を設定し“Start/Enter”ボタンを押して内容を保存してください。スタートするには、“Start/Enter”ボタンを3秒以上長押ししてください。 “Aut”/ Man”の切換は、電流値が点滅している状態で“Dec”と“Inc”ボタンを同時に1秒以上長押しします。 充電中の画面です。充電状態を表示しています。 上段右から電池の種類、充電流、電池電圧 下段右から充電経過時間、充電した電流量 |
ニッケル水素・ニッカド(NiMH/NiCd)バッテリーの放電
img | 解説 |
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放電する電流値(A)と放電終止電圧(V)を設定します。 放電電流値は0.1-1.0Aで、放電終止電圧は0.1-25.0Vの間で設定できます。 スタートするには、“Start/Enter”ボタンを3秒以上長押ししてください。 放電終止電圧を0.1V以下に設定すると“Auto”(自動放電)モードになります。 放電中の画面です。放電状態を表示しています。 上段右から電池の種類、放電電流、電池電圧 下段右から放電経過時間、放電した電流量 放電を停止するときはBattery Type/Stop”ボタンを押してください。 放電が完了すると完了音が鳴ります。 |
ニッケル水素・ニッカド(NiMH/NiCd)バッテリー・サイクルプログラム
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ニッケル水素とニッカドバッテリーの充電→放電、あるいは放電→充電のサイクルモードです。セル間のバランスを整えたりメモリー効果をリフレッシュしたり、バッテリーの初期の慣らしに使用します。 サイクルモードの画面です。最大5回までサイクル充放電が可能です。 上段右から電池の種類、下段左から充放電の順序、回数を表示します。 “Dec”と“Inc”ボタンで回数を設定します。 電池温度の上昇を避けるために充放電のインターバルを“USER SET PROGRAM”の“Waste Time”画面で時間を空けて設定します。(最低5分以上あけてください。) サイクル中の画面です。サイクル中でも“Start/Enter”ボタンを押して充放電の電流値を変更することができます。 放電を停止するときはBattery Type/Stop”ボタンを押してください。 放電が完了すると完了音が鳴ります。 サイクル充放電が終わったあとに、それぞれのサイクルでの充放電量を確認することができます。“Dec”と“Inc”ボタンで各サイクルの結果を見ることが出来ます。 |
鉛(Pb)バッテリープログラム
2.0-20.0Vの鉛電池を充電することができます。鉛電池は急速充電ができません。電池をいためるだけでなく、破裂の恐れがあり、大変危険です。充電時間は容量の1/10の電流量が適正と言われております。すなわち10時間充電となります。電池メーカーの説明書をよく読んで正しい設定で充放電を行ってください。“Dec”と“Inc”ボタンで設定したあと、Battery Type/Stop”ボタンを押すと設定を保存できます。
鉛(Pb)バッテリーの充電
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“Dec”か、“Inc”ボタンで充電電流値と公称電圧を設定し“Start/Enter”ボタンを押して内容を保存してください。 スタートするには、“Start/Enter”ボタンを3秒以上長押ししてください。 鉛(Pb)バッテリーの充電モードに“Aut”/ Man”の切換はありません。 鉛電池の充電中の表示です。 上段右から電池の種類、充電流、電池電圧 下段右から充電経過時間、充電した電流量 |
鉛(Pb)バッテリーの放電
img | 解説 |
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“Dec”か、“Inc”ボタンで放電電流値と公称電圧を設定し“Start/Enter”ボタンを押して内容を保存してください。スタートするには、“Start/Enter”ボタンを3秒以上長押ししてください。 放電中の画面です。 放電中でも“Start/Enter”ボタンを押して充放電の電流値を変更することができます。 放電を停止するときはBattery Type/Stop”ボタンを押してください。 放電が完了すると完了音が鳴ります。 鉛バッテリーは、過放電させると性能が著しく劣化しますので注意が必要です。放電後は、そのまま放置せずに、すぐに満充電して保管してください。 |
リチウムバッテリー(LiIO/LiPo/LiFe)プログラム
リチウム電池には3.3V、3.6V、3.7Vの3種類の公称電圧のタイプがあります。これらの充電は、CCCVという方法を採用しています。これらは定電圧(CV)と定電流(CC)方法と呼ばれます。 充電電流は容量と電池の性能で決まります。充電完了の1セルあたりの電圧は以下の通りです。
Lipo > 4.2V
LiIo > 4.1V
LiFe > 3.6V
電池の種類とセル数は十分確認の上、設定してください。設定を誤ると電池が破損するだけでなく破裂、発火につながります。
LiIO/LiPo/LiFeの切替は、“USER SET PROGRAM”で行ってください。
リチウムバッテリーの充電
img | 解説 |
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●左上段には電池の種類が表示されます。下段左は充電電流、下段右にはセル数が、それぞれ表示されます。カーソルを設定したい項目に移動し、 “Dec”か、“Inc”ボタンで数値を設定し、 “Start/Enter”ボタンを押して確定します。 “Start/Enter”ボタンを3秒以上長押しでスタートします。 ●この画面はセル数の確認画面です。 R:は充電器が認識したバッテリーのセル数です。 S:はユーザーが前の画面で設定したセル数です。 RとSが同じであれば“Start/Enter”ボタンで充電を開始します。 もしセル数が異なった場合は、“Battery Type/Stop”ボタンで前の画面にもどり、もう一度正しいセル数を入力し直して下さい。 ●充電中の表示画面です。 上段左からセル数、充電電流、充電電圧 下段中から充電時間、充電した電気量 充電を停止するときはBattery Type/Stop”ボタンを押してください。 |
リチウムバッテリー(LiIO/LiPo/LiFe)・バランス充電モード
このプログラムは電圧3.3V、3.6V、3.7Vの電池専用となります。
これらの充電は、CCCVという方法を採用しています。これらは定電圧(CV)と定電流(CC)方法と呼ばれます。
充電の終了電圧は、Lipo > 4.2V LiIo > 4.1V LiFe > 3.6V
電池の種類とセル数は十分確認の上、設定してください。設定を誤ると電池が破損するだけでなく破裂、発火につながります。
LiIO/LiPo/LiFeの切替は、“USER SET PROGRAM”で行ってください。
バッテリーの接続
Step1: リポバッテリーの出力リード(またはコネクター)を充電器の出力端子に+-の極性に注意して接続します。(極性を間違えると危険です。充電器が故障します。)
Step2: 次にバランスコーネクターを充電器右側面のソケットにセル数に適合するソケットを接続します。
データーセーブ プログラム
データーロード プログラム
充放電中の様々な情報