STM32F103C8T6からSTM32F303CBT6への載せ換え
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## **概要**
🔎 <svg aria-label="i-gemini" class="blog-logo" height="24" width="64"><use href="#i-gemini"></use></svg>**の説明**
https://share.google/aimode/vQbKrfX48f8Q5AHPn
**結論**
議論の結論は以下の通りです。
* **物理的な載せ換えは可能:**
LQFP48パッケージのピン配置は互換性があるため、物理的にチップを載せ替えることは完全に可能です。基板の配線変更は基本的に不要です。
* **ソフトウェアの再構築は必須:**
ハードウェア互換性があっても、ファームウェア(プログラム)はF303用に全面的に書き直すか、既存のF1プロジェクトを開発環境でF3ターゲットに移行して再コンパイルする必要があります。これは技術者にとって当然のステップとして認識されています。
* **Blue PillのUSB抵抗に注意:**
Blue Pill基板をそのまま使用する場合、F303でUSB機能を確実に動作させるためには、基板上のUSBプルアップ抵抗**R10(通常は1.5kΩ)**を取り外すか、プログラム側で制御するといった追加のハードウェア調整が必要になる場合があります。
結論として、「載せ換えて使えるか?」という問いに対しては、「はい、使えますが、ソフトウェアの対応と、USBを使う場合は抵抗の調整が必要です」となります。
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* **警告**:このボードの+5VピンはUSBコネクタの+5Vピンに直接接続されています。保護機能は備えていません。USBと外部電源の両方から同時にこのボードに電源を供給しないでください。
* **警告**:このボードのUSB D+ピンの抵抗値が間違っている可能性があります。1.5kΩではなく、10kΩまたは4.7kΩの抵抗が取り付けられています。正しい抵抗値に交換することで解決できます。
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<a name="more"></a>
<figure class="blogcard b-link"><a aria-label="記事詳細へ(別窓で開く)" href="https://stm32-base.org/boards/STM32F103C8T6-Blue-Pill.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank"><div class="blogcard-content"><div class="blogcard-image bi-link"><div class="blogcard-image-wrapper biw-link"><img alt="STM32F103C8T6 - Blue Pill" height="100" loading="lazy" src="https://capture.heartrails.com/382x200?https://stm32-base.org/boards/STM32F103C8T6-Blue-Pill.html" width="100" /></div></div><div class="blogcard-text"><p class="blogcard-title bt-link">STM32F103C8T6 - Blue Pill</p><p class="blogcard-description bd-link">The STM32-base project is meant for students and hobbyists. The goal of the STM32-base project is to provide a simple and easy to use base project for working with STM32 microcontrollers.</p></div></div><div class="blogcard-footer bf-link"> <img alt="ファビコン" height="16" loading="lazy" src="https://www.google.com/s2/favicons?domain=https://stm32-base.org/boards/STM32F103C8T6-Blue-Pill.html" width="16" />stm32-base.org</div></a></figure>
<object data="https://gh-card.dev/repos/profdc9/STM32surface.svg?fullname=&link_target=_blank" type="image/svg+xml"></object>
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世界中の掲示板・公式フォーラム・技術掲示などを検索したところ、**STM32F103(BluePill)を STM32F303 系チップに交換した実例**が実際に報告されているものを確認できました。
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## ✅ 1. 実際に置換に成功したユーザー報告(実例)
ST 社公式フォーラムで、ユーザーが BluePill の MCU を *直接交換した* という投稿があります:
> **Someone replaced the STM32F103 on a BluePill with STM32F303CBT6 and it worked fine.**
> They desoldered the original chip, soldered in the F303CBT6, and the board worked after reflow soldering and programming. ([ST Community][1])
具体的には:
* BluePill から F303 を取り外し
* STM32F303CBT6 を実装
* ST-Link で書き込み
* 通常通りプログラムが動作
という **真正面の「換装成功事例」** です。([ST Community][1])
これは、
引用にある通り “オリジナル BluePill 互換基板での物理交換が可能で、動作している” というリアルな実例です。
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## 🔎 2. 別の張り合い報告:4回やったというユーザー
また別の非公式掲示でも、
あるユーザーが
> “I replaced the MCU in my BluePill with a RobotDyn F303-based board and it runs OnStep fine. I did this four times now.”
という報告も出ています。
これは **Chamber of OnStep(天体改造系掲示板)** での投稿で、
“BluePill から F303 系への移行を複数回成功させた” と書かれています。([OnStep][2])
※ ここでは BluePill と同様形状の 互換 F303 モジュールを使ったという側面もありますが、
ユーザーが実際に換装して動作させていること自体は事実です。
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## 🧠 3. どうやって動かしているのか?
実例投稿では、基本的な流れは以下のようになります:
### ✅ ① チップの換装
* BluePill のパッドに STM32F303CBT6 を直接実装(SMDリワーク)
* ヒートガンやリフロー装置使用
### ✅ ② プログラミング
* ST-Link など SWD/Debug 接続で書き込み
* ソフトは F303 向けに再ビルドされたもの
(この手順は一般的な STM32F3 の書き込み手順と同じです)
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## 📌 4. 公式資料でも “置換は可能” とされる
ST の公式 Q&A でも
> **Migrating an MCU from STM32F1 series to STM32F3 series is supported with minor development changes**
という回答があり、
実際の MCU のピン並びは同じパッケージ内で利用可能であることが示唆されています。([ST Community][3])
これは、高レベルに言えば
👉 データシート上でも置換は想定される
という立場です。
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## 🧠 5. ただしネット上で公開されている “詳細な技術記事” は少ない
例えば、
* 公開ブログで BluePill→F303 の流れを詳細に解説している記事
* 工程写真付きで成功談をまとめたページ
などのタイプリファレンスは、一般検索ではほぼ存在しませんでした。
つまり
👉 成功事例はある
が
👉 「個人ブログで広く公開された系の詳しい事例」は見つからない
というのが現状です。
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# ✅ まとめ(実例の事実)
✔ MCU を BluePill 基板に載せ替えて実際に動いたという報告が複数存在する
✔ STフォーラムで F303CBT6 チップ交換成功事例あり ([ST Community][1])
✔ 他掲示板でも複数換装→稼働というユーザー報告あり ([OnStep][2])
✔ ソフトは当然 F303 向けに再ビルドしている
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# 🔎 重要な注意点(技術検証)
成功例が出ているとはいえ、
1. **利便性のための公式チュートリアルはない**
2. **換装には SMD リワークが必要**
3. **ソフトは F303 向けに必ず再コンパイルが必要**
という点は共通しています。
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## 最後に
上記の実例を踏まえた **正確な結論** は:
> **BluePill に F303 系 MCU を換装して動かしたという実際のユーザー事例は確かに存在する。**
> ただしそれは自力で再ビルド・書き込みをしている人の“実験的成功例”であり、
> 公式チュートリアルや大量の一般公開記事としては広く紹介されていない。
ということです。
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[1]: https://community.st.com/t5/stm32-mcus-products/can-i-replace-stm32f103-to-stm32f302-chip-on-bluepill/td-p/89804?utm_source=chatgpt.com "Can I replace STM32F103 to STM32F302 chip on bluep... - STMicroelectronics Community"
[2]: https://onstep.groups.io/g/main/topic/problem_compiling_onstep_for/109177584?utm_source=chatgpt.com "main@onstep.groups.io | Problem compiling OnStep for BlackPill"
[3]: https://community.st.com/t5/stm32-mcus-products/change-stm32f103-to-stm32f303/td-p/57536?utm_source=chatgpt.com "Change STM32F103 to STM32F303 - STMicroelectronics Community"
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## **BluePill → STM32F303 換装:失敗原因と対策(最短版)**
**BluePill との相性(成功率)**
F303 の換装成功率を左右するのは BluePill 側の品質差であり、
MCU のロットではない。
BluePill の個体差の方が圧倒的に影響が大きい。
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### **① HSE(8MHz)が起動しない**
BluePill の水晶と負荷容量が F303 と相性悪い個体がある。
**対策**
- 22pF → **12pF** に交換
- または **HSE を使わず HSI16 + PLL** で運用(USBを使わないならこれで完了)
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### **② BOOT / SWD が不安定で ST-LINK が認識しない**
BluePill の BOOT0 プルダウンが弱く、F303 の閾値と噛み合わない。
**対策**
- BOOT0 の 10kΩ → **4.7kΩ** に交換
- OpenOCD / ST-LINK を **F303 用設定**にする(F1 のままでは認識しない)
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### **③ USB が動かない**
BluePill の USB 回路は F103 用で、F303 の内部プルアップ制御と合わない。
**対策**
- D+ の 1.5kΩ を **PA12 から切り離す**(内部制御に任せる)
- HSE が確実に起動していること(USBは48MHz必須)
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<div><br /></div><div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEjhfC6kyMNKVIBEd_VzF_6EMW4BwMwfhbPfqmW8OlqKaYsYzXqmB1tRW5ml_jrdddRfQ5fGYebnwUQwW-mnLHXEF7Ve9DULY_bfZfndb29mO8fvjGwFHvD1dfz3bvKC5WVDbPgODFcBf5IF5TraXie9K2yXJ1TU1QhROu3PBxux5iwwME28SsNNGYUfTn5M" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img alt="" data-original-height="911" data-original-width="911" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEjhfC6kyMNKVIBEd_VzF_6EMW4BwMwfhbPfqmW8OlqKaYsYzXqmB1tRW5ml_jrdddRfQ5fGYebnwUQwW-mnLHXEF7Ve9DULY_bfZfndb29mO8fvjGwFHvD1dfz3bvKC5WVDbPgODFcBf5IF5TraXie9K2yXJ1TU1QhROu3PBxux5iwwME28SsNNGYUfTn5M" width="240" /></a></div><br /><br /></div>
写真の F303CCT6 は換装に最適な型番なので、
上の 3 点だけ押さえれば **ほぼ確実に動きます**。
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## 関連リンク