REGZA HDD 修復 コアな情報

『最新版のxfsprogsではバージョンが新しすぎて、REGZAのHDD(古いxfsprogsが必要)に対応できないことがあります。その場合は32bit版の「REGZA HDD Easy Repair」とUbuntu 12.04を使用してください。』

参考情報 引用:丸ごとコピー(パクリ)

録画HDDがPCで認識しなくなったときに最低限試せること

fdisk

Ubuntu環境を用意し、下記コマンドでデバイスが認識しているかを確認。

$ sudo fdisk -l

認識している場合、デバイスがdev/sdb1などとなっていることが多い。 (※認識していない場合、REGZAが出している修復ツール や xfs_repairコマンド は使えない...と思う)

xfs_repair

HDD簡単修復ツールを使わない場合のコマンド(/dev/sdbである場合)

$ sudo xfs_repair -Lv /dev/sdb

xfs_repairはXFSファイルシステムを検査、修復するためのLinuxコマンド。

引数オプションは下記のとおり。

-L:logを強制的に消去(ゼロで初期化)。log破損で修復できない場合に。
-P:先読み(prefetch)しない。xfs_repairが途中で停止してしまう場合に。
-d:リードオンリーモードでマウントされているデバイスを修復(dangerousな修復)
-m [size]:xfs_repairコマンドが使用するメモリの最大値をMB単位で指定
-f:デバイスの代わりにファイルシステムのイメージファイルを指定
-l [device]:logを保存した外部のデバイスを指定する
-r [device]:ファイルシステムのrealtimeセクションが存在する場所を指定する
-c [parameter]:ファイルシステムのパラメーターをchange。「オプション=値」の形式でパラメーターを指定
-o [parameter]:ファイルシステムのパラメーターをoverride
-t [socond]:動作ログを出力する間隔を指定(デフォルトは15s)
-n:検査だけで修復は行わず
-v:実行時のメッセージを詳しく表示

1.マウントしてみる

まず接続されているデバイスをfdiskで確認。

$ sudo fdisk -l

/dev/sda1,...とか出てくるデバイスの名前から、対象のデバイス(HDD)名を把握する。 そのデバイスをマウントしてみる。

sudo mount /dev/sdb /mnt

結果

mount: /mnt: wrong fs type, bad option, bad superblock on /dev/sdb, missing codepage or helper program, or other error.

マウントできない。

2.修復してみる

修復方法としては①REGZA HDD Easy Repair か、②Linuxの修復コマンド Linuxのxfs修復コマンドxfs_repairを試す。REGZA HDD Easy Repair はxfs_repaiを使っているとここに書いてあった。

以下の事例はubuntuのバージョンは不明。記事の時期から推定るると、20.xx位だろう。14.xxあたりでもダメそう。

$ sudo xfs_repair -Lv /dev/sdb

結果

 bad primary superblock - bad magic number !!! 
attempting to find secondary superblock...
f🆔kojikoji75:20220122105902p:plain

しばらく待っていると下記のメッセージがときどき出てくる状況。

found candidate secondary superblock...
unable to verify superblock, continuing...
f🆔kojikoji75:20220129113138p:plain

ここからは約1日放置しても処理は終わらず、一旦ブレーク。

プライマリSuperBlockが不良なので、セカンダリSuperBlockを見つけ読みに行こうとするものの、読み取りエラーになりそれを繰り返しているような状況? ディスク自体には問題ないのであれば何か手のうちようはあるのかな?

xfs_repairの古いバージョンが必要らしいことがわかってきた。 『最新版のxfsprogsではバージョンが新しすぎて、REGZAのHDD(古いxfsprogsが必要)に対応できないことがあります。その場合は32bit版の「REGZA HDD Easy Repair」とUbuntu 12.04を使用してください。』

修復の成功事例 xfs_repair バージョン2.9.4

的を得ているブログ

第一の難関

古いディストリが必要 今回はUbuntu desktop 14.04.6を利用した。 古いUbuntuはこちらからDLできる。

第二の難関

古いXFSに対応したツールが必要 ここから xfslibs-dev_2.9.4-2_i386.deb (290.9 KiB) xfsprogs_2.9.4-2_i386.deb (1.3 MiB) をインストール。 また、UbuntuソフトウェアセンターからGPartedをインストールしておく。 GPartedでパーティションのサイズ変更などが可能となる。

第三の難関

ファイルシステムのリペアが必要 REGZAのHDDはいつの間にか壊れている。壊れているとマウントできないのですぐわかる。 ※ディスククローンの場合も当然壊れたまま複製される

例えばこんなエラーメッセージが出る。 can’t read superblock.

この場合、普通にxfs_repareしても失敗するし、あらゆる操作ができない。 原因はXFSのログ破損。ログを除去する必要がある。次のコマンドで解決する。

sudo xfs_repair -Lv /dev/sdb1

うまくいったらファイルシステムを修復する。

sudo xfs_repair /dev/sdb1

マウントできることを確かめること。 一度この状態のHDDをREGZAに取り付けて再生できることを確認する。

あとは古いHDDの全ファイルを、新しいHDDにコピーする。 クローニングした新しいHDDの場合は、GPartedでパーティションサイズをMAXまで広げる。

おまけ

「REGZA HDD Easy Copy」というツールもある。こちらはUUIDの移行も行ってくれる。

Next Post Previous Post